ECカートの違いとは?機能・費用で徹底比較&選び方ガイド

2025年4月16日更新(2025年4月16日公開)

ECカートの違いとは?機能・費用で徹底比較&選び方ガイド

ECサイトを開設したいけれど、ECカートの種類が多くてどれを選べば良いか迷っていませんか?

実は、ECカートは大きく分けて

  • ASP型
  • パッケージ型
  • オープンソース型

など様々な種類があります。

それぞれ特徴や費用が異なります。

今回の記事では、ECカートの種類ごとの違いを徹底比較します。

  • あなたのビジネスの規模
  • 予算
  • 必要な機能

に合わせて最適なカートを選べるよう分かりやすく解説します。

初心者の方でも安心して読めるように、選び方のポイントや主要なECカートサービスもご紹介します。

ぜひ最後までお読みください。

ECカートの種類と特徴

ECカートには、主に以下の種類があります。それぞれの特徴、メリット・デメリットを解説します。

ASP型(クラウド型)ECカート

特徴

サービス事業者が提供するプラットフォーム上でECサイトを構築・運営するタイプ。

  • サーバー管理
  • システム保守

が不要です。

手軽に始められる。

月額費用や販売手数料が発生する場合が多い。

メリット

  • 初期費用を抑えられることが多い
  • 専門知識がなくても比較的簡単に始められる
  • 自動でバージョンアップが行われるため、常に最新の機能を利用できる
  • 豊富なテンプレートやアプリが用意されていることが多い

デメリット

  • カスタマイズの自由度が低い場合がある
  • デザインや機能がプラットフォームの仕様に依存する
  • 月額費用や販売手数料が発生する
  • データ移行が難しい場合がある

代表的なサービス

  • Shopify
  • BASE
  • STORES
  • カラーミーショップ
  • MakeShop

など

パッケージ型ECカート

特徴

ソフトウェアを購入します。

自社のサーバーにインストールして利用するタイプ。

カスタマイズの自由度が高いが、専門知識や初期費用が必要となる。

メリット

  • デザインや機能を自由にカスタマイズできる
  • 自社でシステムを管理するため、セキュリティ面で安心感がある場合がある
  • 長期的に見るとコストを抑えられる可能性がある

デメリット

  • 初期費用が高額になることが多い
  • サーバーの準備や保守、ソフトウェアのアップデートなどを自社で行う必要がある
  • 導入に専門知識が必要となる

代表的なサービス

  • EC-CUBE
  • Welcart

など(オープンソース型に分類される場合もあります)

オープンソース型ECカート

特徴

無償で公開されているソフトウェアを利用するタイプ。

カスタマイズの自由度が非常に高いが、導入や運用には専門知識が必須となる。

メリット

  • 無料で利用できる
  • ソースコードを自由に改変できるため、高度なカスタマイズが可能
  • 多くの開発コミュニティが存在し、情報や拡張機能が豊富

デメリット

  • 導入や設定
  • 保守・運用を自社で行う必要がある。

そのため、専門知識が必須

セキュリティ対策も自社で行う必要がある

トラブル発生時のサポートが基本的にない

代表的なサービス

  • EC-CUBE
  • Magento
  • osCommerce

など

モール型ECカート(出店型)

特徴

  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング

などのECモールに出店する形式。

集客力が期待できるが、手数料が発生します。

独自のデザインやブランディングが難しい場合がある。

メリット

  • モール自体の集客力が高いため、比較的容易に売上が期待できる
  • 決済システムや顧客管理などの機能が用意されている

デメリット

  • 手数料が発生する
  • デザインやブランディングの自由度が低い
  • 競合が多く、価格競争になりやすい

代表的なサービス

  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング
  • Amazon

など

自社開発型ECカート

特徴

自社の要件に合わせて完全にオリジナルのECシステムを開発するタイプ。

高度なカスタマイズが可能だが、開発費用や期間が非常に大きくなる。

メリット

  • 自社のビジネスモデルや戦略に完全に合致したシステムを構築できる
  • 他社にはない独自の機能やデザインを実装できる

デメリット

  • 開発費用が非常に高額になる
  • 開発期間が長くかかる
  • 開発・運用には高度な専門知識が必要

ECカートの選び方:失敗しないための5つのポイント

数多くのECカートの中から、自社に最適なものを選ぶためのポイントを解説します。

  1. 予算: 初期費用、月額費用、販売手数料など、トータルコストを比較検討しましょう。無料プランや有料プランの違い、無料期間の有無なども確認が必要です。
  2. 必要な機能: どのような機能が必要かを洗い出しましょう。商品登録、在庫管理、受注管理、決済方法、配送設定、顧客管理、SEO対策、分析機能など、必要な機能を備えているか確認しましょう。
  3. カスタマイズ性: デザインの自由度や、API連携などによる機能拡張の柔軟性を確認しましょう。将来的な事業拡大を見据えて、拡張性の高いカートを選ぶことも重要です。
  4. サポート体制: トラブル発生時のサポート体制や、導入時のサポートの充実度を確認しましょう。電話、メール、チャットなど、どのようなサポートが受けられるか確認しておくと安心です。
  5. 事業規模: 現在の事業規模だけでなく、将来的な成長も見据えてカートを選びましょう。小規模から始めやすく、成長に合わせてプラン変更や機能拡張が可能なカートがおすすめです。

主要ECカートサービス比較

ここでは、前述の代表的なサービスの中からいくつかを選び、機能、費用、特徴などを比較表形式で分かりやすくまとめます。

サービス名タイプ初期費用月額費用販売手数料主な特徴
ShopifyASP型(プランによる)(プランによる)(プランによる)多彩なデザインテンプレート、豊富なアプリ連携、越境EC機能
BASEASP型無料(グロースプランあり)3.6% + 40円/件無料で手軽に始められる、シンプルな操作性、豊富な拡張機能
STORESASP型無料(スタンダードプランあり)5%おしゃれなデザインテンプレート、無料プランでも十分な機能、SNS連携に強い
カラーミーショップASP型(プランによる)(プランによる)(プランによる)豊富な決済方法、自由度の高いカスタマイズ、手厚いサポート
MakeShopASP型(プランによる)(プランによる)(プランによる)高度なカスタマイズが可能、BtoB ECにも対応、セキュリティ対策が充実
EC-CUBEオープンソース無料(サーバー費用等)無料自由なカスタマイズ、豊富なプラグイン、活発なコミュニティ

ECカート選びは、ECサイトの成功を左右する重要な要素です。

それぞれの種類の特徴を理解しておきましょう。

  • あなたのビジネスの規模
  • 予算
  • 必要な機能
  • 将来の展望

に合わせて最適なカートを選びましょう。

もし迷ったら、まずは無料プランのあるASP型ECカートから試してみるのも良いかもしれません。

この記事が、あなたのECサイト開設の一助となれば幸いです。

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