AWS RDSのスナップショットからデータを復元する方法を解説

2025年2月14日更新(2025年2月14日公開)

AWS RDSを利用している方にとって、データベースのバックアップは欠かせない作業です。

万が一のトラブルに備え、定期的にスナップショットを作成している方も多いでしょう。

しかし、いざ復元するとなると、どのように操作すれば良いか分からない方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、RDSのスナップショットからの復元手順をわかりやすく解説します。

データベース復元のポイントや注意点を解説します。

RDSのスナップショットとは?

RDSのスナップショットとは、データベースの特定時点の完全なコピーです。

このスナップショットを利用することで、データベースを過去の時点に復元することができます。

なぜRDSのスナップショットが必要なのか?

データの消失を防ぐ

  • ハードウェア障害
  • 誤操作

など、予期せぬ事態によってデータが失われるリスクを軽減できます。

システムの復旧

システム障害が発生した場合。

スナップショットから復元することで、迅速な復旧が可能です。

開発環境の構築

スナップショットから新しいインスタンスを作成することで、開発環境を簡単に構築できます。

RDSのスナップショットからの復元手順

  1. AWSマネジメントコンソールにログイン: AWSの管理画面にログインします。
  2. RDSサービスを開く: RDSサービスを開き、復元したいデータベースを選択します。
  3. スナップショットを選択: 復元したいスナップショットを選択します。
  4. DBインスタンスの作成: スナップショットから新しいDBインスタンスを作成します。
  5. パラメータ設定: 必要に応じて、DBインスタンスのパラメータを設定します。
  6. インスタンスの起動: 作成したDBインスタンスを起動します。

RDSの自動バックアップ機能

自動バックアップとは?

RDSの自動バックアップ機能は、設定したスケジュールに基づいて、データベースのスナップショットを自動的に作成してくれる機能です。これにより、手動でバックアップ作業を行う手間が省け、常に最新のバックアップを保持することができます。

自動バックアップのメリット

人為的なミスを防ぐ

手動でのバックアップ作業は、ミスが起こりやすいものです。

自動バックアップであれば、人為的なミスを防止できます。

常に最新のバックアップを保持

定期的にバックアップが作成されるため、万が一の事態が発生した場合でも、最新のデータに復元することができます。

コスト削減

スナップショットの保存期間を設定することで、不要なバックアップを削除します。

ストレージコストを削減できます。

自動バックアップの設定方法

AWSマネジメントコンソールから、以下の手順で自動バックアップを設定できます。

  1. RDSサービスを開く: RDSサービスを開き、バックアップを設定したいDBインスタンスを選択します。
  2. バックアップの編集: インスタンスの詳細ページから、「バックアップ」タブを選択し、「バックアップの変更」をクリックします。
  3. バックアップの有効化: 「自動バックアップを有効にする」にチェックを入れ、バックアップの保存期間を設定します。
  4. バックアップウィンドウ: バックアップが実行される時間を設定します。

自動バックアップの注意点

バックアップの保存期間

バックアップを長く保存しておくと、ストレージコストが増加します。

必要な期間を適切に設定しましょう。

スナップショットのサイズ

データベースのサイズが大きいほど、スナップショットのサイズも大きくなります。

復元時間が長くなります。

IAMロール

自動バックアップを実行するために、IAMロールに適切な権限が付与されていることを確認しましょう。

自動バックアップを活用した復元

自動バックアップから復元する場合、以下の手順で行います。

  1. スナップショットを選択: 復元したいスナップショットを選択します。
  2. DBインスタンスの作成: スナップショットから新しいDBインスタンスを作成します。
  3. パラメータ設定: 必要に応じて、DBインスタンスのパラメータを設定します。
  4. インスタンスの起動: 作成したDBインスタンスを起動します。

復元の際の注意点

スナップショットのサイズ

スナップショットのサイズが大きいほど、復元時間が長くなります。

ストレージタイプ

復元先のストレージタイプは、元のインスタンスと一致させる必要があります。

IAMロール

復元先のインスタンスに適切なIAMロールを付与する必要があります。

接続情報

復元後のDBインスタンスの接続情報を更新する必要があります。

復元後の確認

復元が完了したら、以下の項目を確認しましょう。

データの整合性

復元されたデータが元のデータと一致しているか確認します。

接続設定

アプリケーションから復元されたDBインスタンスに接続できるか確認します。

RDSのスナップショットからの復元は、データベースのバックアップ戦略において重要な要素です。

この記事で紹介した手順を参考に、万が一の事態に備えて、定期的にスナップショットを作成しましょう。

復元の練習を行うことをおすすめします。

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