企業にとって、目標達成度を測定し、業務改善に繋げるための重要な指標である「評価指標」。
しかし、
- 「評価指標とは何か?」
- 「どのように設定すればよいのか?」
- 「どのように活用すればよいのか?」
疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、評価指標の基本的な知識から、
- 種類
- 設定方法
- 活用方法
まで、わかりやすく解説します。
さらに、業種や職種に合わせた具体的な指標例も紹介!
目次
1. 評価指標とは?
評価指標とは、目標達成度を測定し、業務改善に繋げるための指標です。
具体的には、以下のようなものを指します。
売上高
企業全体の売上高や、商品・サービスごとの売上高など
利益
- 粗利
- 営業利益
- 経常利益
- 純利益
など
顧客満足度
顧客アンケートやNPS(Net Promoter Score)など
市場シェア
特定の市場における自社のシェア
従業員満足度
従業員アンケートやエンゲージメント指標など
これらの指標を定期的に測定することで、目標達成度を客観的に評価しましょう。
必要に応じて施策を改善することができます。
評価指標の種類
評価指標は、大きく分けて以下の2種類に分類されます。
アウトプット指標
アウトプット指標は、活動の結果として得られる成果を測定する指標です。
具体的な例としては、以下のようなものがあります。
- 売上高
- 利益
- 顧客数
- 商品・サービスの販売数
- 市場シェア
アウトカム指標
アウトカム指標は、活動によって生み出された効果を測定する指標です。
具体的な例としては、以下のようなものがあります。
- 顧客満足度
- 従業員満足度
- 市場シェア
- ブランド認知度
- 顧客ロイヤルティ
評価指標の設定方法
評価指標を設定する際には、以下の3つのポイントを意識することが大切です。
SMARTな指標を設定する
SMARTとは、以下の頭文字を取ったものです。
- Specific(具体的): 指標が何を表しているのか、明確に定義する
- Measurable(測定可能): 数値で測定できる指標を設定する
- Achievable(達成可能): 無理なく達成できる目標を設定する
- Relevant(関連性がある): 組織の目標と関連性のある指標を設定する
- Time-bound(期限がある): 達成期限を設定する
関係者と共有する
評価指標を設定したら、関係者と共有することが重要です。
関係者が指標を理解することで、目標達成に向けて一丸となって取り組むことができます。
定期的に見直す
評価指標は、定期的に見直す必要があります。
事業内容や環境の変化に合わせて、必要に応じて
- 指標を追加する。
- 削除したりする。
など、柔軟に対応することが大切です。
評価指標の活用方法
評価指標は、以下のような方法で活用することができます。
目標達成度を測定する
評価指標を定期的に測定することで、目標達成度を客観的に評価することができます。
目標達成度が低い場合は、原因を分析しましょう。
改善策を検討する必要があります。
施策の効果を検証する
新しい施策を導入した場合、その効果を検証するために評価指標を活用することができます。
施策導入前と後で指標を比較することで、施策の効果を客観的に判断することができます。
課題を特定する
評価指標を分析することで、課題を特定することができます。
課題を特定したら、原因を分析しましょう。
解決策を検討する必要があります。
モチベーションを高める
評価指標を達成することで、従業員のモチベーションを高めることができます。
目標達成に向けて、従業員が一体となって取り組むことができます。
業種・職種別 具体的な指標例
以下は、業種・職種別に具体的な指標例です。
小売業
- 売上高
- 粗利
- 顧客数
- 顧客単価
- 商品回転率
- 在庫回転率
- 顧客満足度
- 従業員満足度
製造業
- 生産量
- 不良品率
- 納期遵守率
- 原価率
- 設備稼働率
- 顧客満足度
- 従業員満足度
サービス業
- 売上高
- 顧客数
- 顧客単価
- 顧客満足度
- 従業員満足度
- 解約率
- クレーム件数
IT業
- 売上高
- 利益率
- 顧客数
- 顧客単価
- 顧客満足度
- 従業員満足度
- 開発期間
- 品質
金融業
- 貸出残高
- 預貸率
- 不良債権率
- 顧客満足度
- 従業員満足度
- コンプライアンス遵守状況
評価指標は、企業にとって目標達成度を測定し、業務改善に繋げるための重要なツールです。
今回の記事で紹介した内容を参考に、自社に合った評価指標を設定し、効果的に活用してください。
読了ありがとうございました!
この記事に関することでお困りの方は
お気軽にご相談ください!
↓ ↓ ↓