AWSを利用していると、様々なエラーコードに遭遇することがあります。
エラーコードの意味が分からず、トラブルシューティングに時間がかかってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、
- AWSでよく発生するエラーコードとその原因
- 解決策
を網羅的に解説します。
エラーコードを理解することで、問題の迅速な特定と解決が可能になります。
開発効率の向上に繋がります。
目次
なぜAWSエラーコードを理解する必要があるのか?
問題の迅速な特定
エラーコードから問題の原因を特定し、迅速な対応が可能になります。
開発効率の向上
エラー発生時のデバッグ時間を短縮し、開発効率を向上させます。
システムの安定化
エラーの原因を根本から解決することで、システムの安定性を高めます。
AWSエラーコードの種類と原因
エラーの種類
- 認証エラー: アクセスキーやシークレットキーが間違っている、IAMロールの権限が不足しているなど。
- 権限エラー: 指定されたリソースに対するアクセス権限がないなど。
- リソースエラー: 指定されたリソースが存在しない、または既に使用されているなど。
- リクエストエラー: リクエストのフォーマットが不正、またはパラメータが不足しているなど。
AWSのエラーコードは、サービスや状況によって多岐にわたります。
一般的なエラーコードとその意味、考えられる原因、そして対処法を以下の表にまとめました。
エラーコードの例 | よくある意味 | 考えられる原因 | 対処法 |
---|---|---|---|
AccessDenied | アクセス拒否 | IAMロールの権限不足、ポリシーの設定ミス、一時的なサービス障害など | IAMロールの権限を確認、ポリシーを修正、AWSサポートに問い合わせる |
InvalidParameterValue | パラメータの値が不正 | リクエストパラメータの形式が間違っている、値の範囲が不正など | リクエストパラメータを修正、ドキュメントを参照 |
ResourceNotFoundException | リソースが見つかりません | 指定されたリソースが存在しない、またはアクセス権限がないなど | リソースの存在を確認、アクセス権限を確認、リソースを作成する |
LimitExceededException | リミット超過 | サービスの利用制限を超えているなど | リミットを増やす、リソースを解放する、AWSサポートに問い合わせる |
ThrottlingException | スロットリングが発生 | 同時リクエスト数が多すぎるなど | リクエスト間隔を調整する、並列処理数を減らす |
InternalServerError | 内部エラー | AWS側の問題が発生しているなど | AWSサポートに問い合わせる |
表の見方
- エラーコードの例: 代表的なエラーコードの例です。
- よくある意味: エラーコードが示す一般的な意味です。
- 考えられる原因: エラーが発生する可能性のある原因です。
- 対処法: エラーを解決するための一般的な対処法です。
AWSエラーコードの調べ方
AWSコンソール
エラーメッセージに表示されるエラーコードをクリックすると、詳細な情報が表示されます。
AWS CLI
コマンド実行時のエラーメッセージにエラーコードが表示されます。
AWS SDK
プログラムからエラーコードを取得できます。
AWSエラーコードの解決方法
- ドキュメントの確認: AWSの公式ドキュメントで、エラーコードの意味と解決策を確認します。
- ログの確認: CloudWatch Logsなどのログサービスで、詳細なログを確認し、エラーの原因を特定します。
- コミュニティフォーラム: AWSのコミュニティフォーラムで、同じエラーに遭遇したユーザーの解決策を探します。
- サポートへの問い合わせ: 上記の方法で解決できない場合は、AWSサポートに問い合わせます。
AWSエラーを未然に防ぐための対策
IAMの適切な設定
必要な権限のみを付与し、最小権限の原則を守る。
リソースタグの活用
リソースを管理しやすくします。
誤った操作を防ぐ。
テスト環境での検証
本番環境にデプロイする前に、テスト環境で十分に検証する。
AWSエラーコードを理解し、適切に対処することは、AWSを効率的に利用するために不可欠です。
この記事で紹介した情報を参考に、AWSでの開発をスムーズに進めていきましょう。
弊社では、外部で構築したAWSエラーにも柔軟に対応しております。
お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
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