【配色】トライアドとは?Webデザインやグラフィックデザインに活かす

2024年9月2日更新(2024年9月2日公開)

デザインにおいて、配色選びは非常に重要な要素の一つです。

特に、トライアド配色と呼ばれる配色法は、その鮮やかさとバランスの良さから、多くのデザイナーに愛されています。

今回の記事では、

  • トライアド配色の基礎知識
  • Webデザインやグラフィックデザインへの応用
  • 具体的な事例

までをわかりやすく解説します。

トライアド配色を効果的に活用することで、あなたのデザインをより魅力的なものにすることができます。

トライアド配色とは?

トライアド配色とは、色相環上で120度ずつ離れた3色を用いた配色法です。

この3色は、互いに補完し合い、視覚的にバランスの取れた、鮮やかなハーモニーを生み出します。

トライアド配色は、そのダイナミックな印象から、多くのデザイナーに愛されています。

様々なデザインに活用されています。

デザインにおけるトライアド配色の効果

視覚的なインパクト

トライアド配色は、その鮮やかさから、見る人の目を惹きつけます。

強い印象を与えます。

特に、広告やポスターなど、視覚的に訴求したいデザインに効果的です。

バランスの良さ

3色が均等な間隔で配置されます。

そのため、視覚的にバランスが良く、安定感のある印象を与えます。

個性的な印象

他の配色と比べて、トライアド配色を使ったデザインは、より個性的な印象を与えることができます。

特に、斬新なアイデアを表現したいデザインに適しています。

トライアドを使った配色デザインのポイント

主色と補助色のバランス

3色のうち、最も目立つ色を主色とします。

残りの2色を補助色として使いましょう。

主色を際立たせつつ、補助色で奥行きを出します。

トーンや彩度の調整

トーン(明暗)や彩度(色の鮮やかさ)を調整することで、より繊細な配色を作ることができます。

例えば、

  • トーンを暗くすることで落ち着いた印象を与える
  • 彩度を上げることで活気のある印象を与える

ことができます。

その他の配色との組み合わせ

トライアド配色をベースに、モノトーンやアースカラーなどを組み合わせることで、より複雑で奥行きのある配色を作ることができます。

例えば、トライアド配色を基調に、モノトーンでアクセントを加えることで、モダンな印象を与えることができます。

トライアドを使ったデザイン事例

ロゴデザイン

トライアド配色を使ったロゴは、視覚的なインパクトが強く、企業のブランドイメージを効果的に表現できます。

例えば、スタートアップ企業のロゴでは、未来感や革新性を表現するために、鮮やかなトライアド配色が使われることがあります。

Webサイトデザイン

ヘッダーやフッターにトライアド配色を使うことで、サイト全体の統一感を高めます。

ユーザーの目を惹きつけます。

また、コンテンツのブロックごとに異なるトライアド配色を使うことで、視覚的な階層構造を表現できます。

印刷物デザイン

ポスターやパンフレットなど、視覚的に訴求したいデザインに効果的です。

例えば、イベント告知ポスターでは、トライアド配色で注目を集めることができます。

また、ファッション雑誌の表紙など、視覚的なインパクトが求められるデザインにも適しています。

トライアドを使う上での注意点

  • 派手すぎる印象にならないように注意: トライアド配色はやや派手な印象を与えるため、すべてのデザインに合うわけではありません。ターゲット層やブランドイメージに合わせて使い分けましょう。例えば、高級感のあるブランドイメージの場合は、より落ち着いたトーンのトライアド配色を選ぶことがおすすめです。
  • アクセシビリティ: 色覚異常を持つ人にとって、コントラストが強い配色が見づらい場合があります。WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)などのアクセシビリティ基準を参考に、配色を選ぶことが重要です。
  • 文化的な背景: 色が持つ意味は文化によって異なるため、グローバル展開する際には、各国の文化に合わせた配色を検討する必要があります。

この記事で紹介した情報を参考に、あなたのデザインにトライアド配色を取り入れてみてください。

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