ユーザーエンゲージメントとは?定義や計算方法と高める方法

2023年11月22日更新(2023年11月22日公開)

Webサイトやアプリの運営において、ユーザーエンゲージメントの向上は重要な課題です。

ユーザーエンゲージメントを高めることで、サービスの継続利用率向上や売上・収益の増加、ブランド認知度の向上など、さまざまなメリットが得られます。

今回の記事では、

  • ユーザーエンゲージメントの定義や重要性
  • 計測方法
  • 高め方

についてわかりやすく解説します。

ユーザーエンゲージメントを高めるための施策を検討する際に、ぜひ参考にしてください。

ユーザーエンゲージメントとは?

ユーザーエンゲージメントとは、ユーザーとサービスなどとの関係性の強さを意味します。

ユーザーが特定のWebサイトやアプリに抱く愛着の強さともいえるでしょう。

例えば、あるWebサイトを訪問したユーザーが、1ページだけ閲覧してすぐに離脱した場合、ユーザーエンゲージメントは低いと言えます。

一方、同じWebサイトを訪問したユーザーが、複数のページを閲覧して、さらに会員登録や商品購入など、何らかのアクションを起こした場合、ユーザーエンゲージメントは高いと言えます。

ユーザーエンゲージメントを高めることが重要な理由

  • ユーザーエンゲージメントを高めることで、以下のメリットがあります。
    • ユーザーの継続利用率向上
    • 売上や収益の増加
    • ブランド認知度の向上

ユーザーの継続利用率向上

ユーザーエンゲージメントが高いユーザーは、サービスに満足して、継続的に利用してくれる可能性が高くなります。

売上や収益の増加

ユーザーエンゲージメントが高いユーザーは、リピート購入や追加購入をする可能性が高くなります。

ブランド認知度の向上

ユーザーエンゲージメントが高いユーザーは、SNSなどでサービスやブランドを積極的に紹介してくれる可能性が高くなります。

ユーザーエンゲージメントの計測方法

  • ユーザーエンゲージメントを計測するためには、以下の指標を活用します。
    • セッション数
    • ページビュー数
    • 平均滞在時間
    • ページビューあたりの平均時間
    • 直帰率
    • 離脱率

セッション数

1回のユーザーの訪問をセッションと定義します。

セッション数を計測することで、ユーザーがどれだけ頻繁にサービスにアクセスしているかを把握できます。

ページビュー数

ユーザーがサービス内で閲覧したページ数を計測することで、ユーザーがどれだけサービスに興味を持って、コンテンツを閲覧しているかを把握できます。

平均滞在時間

ユーザーがサービス内に滞在した時間の平均値を計測することで、ユーザーがサービスにどれだけ長く興味を持っていたかを把握できます。

ページビューあたりの平均時間

ユーザーが1ページを閲覧するのに平均でどれくらいの時間をかけたかを計測することで、ユーザーがコンテンツをどれだけ深く読み込んでいたかを把握できます。

直帰率

ユーザーが1ページだけ閲覧して離脱した割合を計測することで、ユーザーがサービスにどれだけ興味を持っていたかを把握できます。

離脱率

ユーザーがサービスにアクセスしてから一定時間内に離脱した割合を計測することで、ユーザーがサービスにどれだけ満足していたかを把握できます。

これらの指標を組み合わせることで、ユーザーエンゲージメントを総合的に把握することができます。

例えば、

セッション数とページビュー数を組み合わせることで、ユーザーのアクティブ度合いを把握することができます。

また、平均滞在時間とページビューあたりの平均時間を組み合わせることで、ユーザーのコンテンツの深堀り度合いを把握することができます。

GA4のユーザーエンゲージメントとは?

Google アナリティクス 4(GA4)では、ユーザーエンゲージメントを「エンゲージメント」という指標で計測します。

エンゲージメントとは、ユーザーがサイトやアプリで行った操作のことです。

具体的には、以下の操作がエンゲージメントに含まれます。

  • ページの閲覧
  • 動画の視聴
  • 商品の購入
  • 会員登録
  • ログイン
  • お問い合わせ
  • ソーシャルメディアへのシェア

GA4では、これらのエンゲージメントを組み合わせて、ユーザーエンゲージメントを測定します。

ユーザーエンゲージメントを高める方法

ユーザーエンゲージメントを高めるために、以下の施策を検討します。

ユーザーのニーズや興味に合ったコンテンツを提供する
ユーザーが使いやすいサイトやアプリを設計する
ユーザーに継続的に刺激を与える仕組みを構築する

ユーザーのニーズや興味に合ったコンテンツを提供する

ユーザーのニーズや興味に合ったコンテンツを提供することで、ユーザーの満足度を高めることができます。

そのためには、ユーザーの属性や行動を分析して、どのようなコンテンツを求めているのかを把握することが重要です。

ユーザーが使いやすいサイトやアプリを設計する

ユーザーが使いやすいサイトやアプリを設計することで、ユーザーのストレスを軽減し、継続利用につなげることができます。

そのためには、ユーザーの操作性や視認性などを考慮して、使いやすいデザインや機能を設計することが重要です。

ユーザーに継続的に刺激を与える仕組みを構築する

ユーザーに継続的に刺激を与えることで、ユーザーの興味や関心を維持することができます。

そのためには、新しいコンテンツや機能を定期的に追加したり、キャンペーンやイベントを開催したりするなどの施策を検討します。

ユーザーエンゲージメントについてよくある質問

ユーザーエンゲージメントとアクティブユーザー数は同じ意味ですか?

ユーザーエンゲージメントは、ユーザーがサイトやアプリとどれだけ積極的にやり取りしているかを表す指標です。

アクティブユーザー数は、一定期間内にサイトやアプリにアクセスしたユーザーの人数を表す指標です。

両者は似ていますが、意味合いが異なります。

ユーザーエンゲージメントを計測するには、どのようなツールが必要ですか?

ユーザーエンゲージメントを計測するためには、Google アナリティクスやAdobe AnalyticsなどのWeb解析ツールを利用します。

また、自社で独自のツールを開発することも可能です。

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