【AWS】多要素認証(MFA)の種類と設定方法|セキュリティを強化

2025年3月13日更新(2025年3月13日公開)

AWS(Amazon Web Services)では、アカウントのセキュリティを強化するために、多要素認証(MFA)を推奨しています。

MFAを有効にすることで、パスワードだけではありません。

別の認証要素を要求します。

不正アクセスを防止できます。

今回の記事では、

  • AWS MFAの種類
  • それぞれの特徴
  • 設定方法

についてわかりやすく解説します。

AWS MFAの種類

AWSでは、主に以下の3種類のMFAオプションを提供しています。

仮想MFAデバイス

スマートフォンやタブレットにインストールする認証アプリ(Google Authenticator、Microsoft Authenticatorなど)を利用します。

時間ベースのワンタイムパスワード(TOTP)を生成します。

認証に利用します。

手軽に利用できます。

多くのユーザーに推奨されます。

ハードウェアMFAデバイス

物理的なハードウェアトークンを利用します。

  • TOTPを生成するハードウェアトークン
  • FIDO U2F/FIDO2セキュリティキー

などがあります。

物理的なデバイスのため、セキュリティが高いとされています。

セキュリティキー

USBやBluetoothで接続する物理的なデバイスです。

FIDO U2FやFIDO2などの標準規格に対応しています。

高いセキュリティを提供します。

パスキーにも対応しています。

各MFAの特徴

MFAの種類特徴メリットデメリット
仮想MFAデバイス認証アプリを利用手軽に利用可能、コストが低いスマートフォン紛失時のリスク
ハードウェアMFAデバイス物理的なトークンを利用セキュリティが高い物理的なデバイスの管理が必要
セキュリティキー物理的なセキュリティキーを利用非常に高いセキュリティ、パスキー対応物理的なデバイスの管理が必要、コストがやや高い

MFAの設定方法

AWS MFAの設定は、AWSマネジメントコンソールから行います。

具体的な手順は、AWSのドキュメントを参照してください。

MFA利用のベストプラクティス

ルートアカウントだけではありません。

IAMユーザーにもMFAを設定しましょう。

複数のMFAデバイスを登録しましょう。

バックアップを用意しましょう。

MFAデバイスの紛失・故障に備えましょう。

復旧手順を確認しておきましょう。

AWS MFAは、アカウントのセキュリティを強化するための重要な機能です。

ご自身の環境やセキュリティ要件に合わせて、最適なMFAオプションを選択してください。

弊社では、AWS MFA導入にも対応しております。

既に公開済みのシステムについても柔軟に対応しております。

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