プログラミング言語には、
- コンパイル型言語
- インタプリタ型言語
の大きく2種類があります。
コンパイル型言語は、プログラムの実行前にソースコード全体を機械語に変換する方式です。
高速な処理が求められるシステム開発に適しています。
今回の記事では、
- コンパイル言語の特徴
- メリット・デメリット
- 代表的なコンパイル言語
について解説します。
目次
コンパイル言語とは?
コンパイル言語とは、プログラマーが書いたソースコードを、コンピュータが直接実行できる機械語に一度変換してから実行するプログラミング言語です。
この変換処理をコンパイルと呼びます。
コンパイル言語の特徴
高速実行
機械語に変換されています。
インタプリタ型言語に比べて高速に実行できます。
大規模開発に適する
構造化されたプログラミングが可能です。
大規模なシステム開発に適しています。
静的型付け
変数の型がコンパイル時にチェックされます。
実行時のエラーを減らすことができます。
プラットフォーム依存性
コンパイルされたコードは、特定のプラットフォームに依存することがあります。
コンパイル言語のメリット
高速実行
実行速度が速いです。
大規模なデータ処理やリアルタイム処理に適しています。
信頼性が高い
コンパイル時にエラーが検出されます。
実行時のエラーが少なくなります。
信頼性の高いシステムを構築できます。
豊富なライブラリ
長い歴史を持つ言語では、多くのライブラリが提供されています。
開発効率を向上できます。
コンパイル言語のデメリット
開発効率
インタプリタ型言語に比べて、開発初期段階での試行錯誤が少し手間がかかる場合があります。
プラットフォーム依存性
コンパイルされたコードは、特定のプラットフォームに依存します。
異なるプラットフォームで実行する場合には再コンパイルが必要になる場合があります。
代表的なコンパイル言語
C言語
システムプログラミング
組み込みシステム開発
など、幅広い分野で利用されています。
C++
C言語を拡張したオブジェクト指向プログラミング言語です。
大規模なソフトウェア開発に適しています。
Java
プラットフォームに依存しません。
- Webアプリケーション
- Androidアプリ開発
など、様々な分野で利用されています。
その他
- C#
- Go
- Swift
など
コンパイル言語の選び方
開発するシステムの規模
大規模なシステムであれば、
- C++
- Java
などの高性能な言語が適しています。
開発期間
短期間で開発したい場合は、開発効率の高い言語を選ぶ必要があります。
開発者のスキル
開発者のスキルや経験に合わせて言語を選ぶ必要があります。
コミュニティの規模
豊富なライブラリや情報が得られる言語を選ぶことも重要です。
コンパイル言語の活用事例
オペレーティングシステム
- Windows
- Linux
- macOS
など
データベース
- MySQL
- PostgreSQL
ゲーム
多くのゲームエンジンがC++で開発されています
組み込みシステム
- 車載システム
- 家電製品
など
コンパイル言語は、高速な処理速度と信頼性が高いです。
大規模なシステム開発に適しています。
しかし、
- 開発効率
- プラットフォーム依存性
など、注意すべき点もあります。
開発するシステムの規模や特徴に合わせて、適切なコンパイル言語を選択することが重要です。
読了ありがとうございました!
この記事に関することでお困りの方は
お気軽にご相談ください!
↓ ↓ ↓