「canonical設定」とは?用途や使い方、設定方法までわかりやすく解説します

2024年1月16日更新(2024年1月16日公開)

Webサイトを運営していると、同じ内容のページが複数存在してしまうことがあります。

このようなページを検索結果に表示させてしまうと、ユーザーの混乱やサイトの評価低下を招く可能性があります。

そこで役立つのが、canonical設定です。

canonical設定とは、検索エンジンに「このページが正しいページです」と伝えるタグです。

今回の記事では、

  • canonical設定の目的
  • 設定方法
  • 注意点

などを解説します。

canonical設定とは

canonical設定とは、検索エンジンに「このページが正しいページです」と伝えるタグです。

canonical設定を設定すると、検索エンジンはcanonicalタグで指定されたページの内容を評価してくれます。

正しいページを検索結果に表示させます。

canonical設定は、以下の場合に役立ちます。

  • PCとスマホのページのURLが異なる
  • ABテストを実施する
  • 広告用LP
  • ECサイト内の類似商品ページが存在する
  • 効果測定

canonical設定を使用するケース

PCとスマホのページのURLが異なる

PCとスマホでページのURLが異なる場合は、canonical設定を使用して、どちらのページが正しいページであるかを指定します。

例えば、以下のようなURLの場合、canonical設定を使用して、PC用のページを正しいページとして指定します。

https://example.com/pc/
<link rel="canonical" href="https://example.com/pc/">

ABテストを実施する

ABテストを実施する場合、canonical設定を使用して、テスト対象のページを正しいページとして指定します。

例えば、以下のようなURLの場合、canonical設定を使用して、Aページを正しいページとして指定します。

https://example.com/a/
<link rel="canonical" href="https://example.com/a/">

広告用LP

広告用LPの場合は、canonical設定を使用して、広告に表示されるページを正しいページとして指定します。

例えば、以下のようなURLの場合、canonical設定を使用して、広告に表示されるページを正しいページとして指定します。

https://example.com/lp/

<link rel="canonical" href="https://example.com/lp/">

ECサイト内の類似商品ページが存在する

ECサイト内の類似商品ページが存在する場合、canonical設定を使用して、商品ページを正しいページとして指定します。

例えば、以下のようなURLの場合、canonical設定を使用して、商品ページを正しいページとして指定します。

https://example.com/product/1234/
<link rel="canonical" href="https://example.com/product/1234/">

効果測定

効果測定を行う場合は、canonical設定を使用して、効果測定対象のページを正しいページとして指定します。

例えば、以下のようなURLの場合、canonical設定を使用して、効果測定対象のページを正しいページとして指定します。

https://example.com/test/

<link rel="canonical" href="https://example.com/test/">

canonical設定の設定方法

canonical設定は、HTMLで記述するか、.htaccessで記述することができます。

HTMLで記述する方法

HTMLで記述する場合は、ページの<head>タグ内に以下のコードを記述します。

HTML

<link rel="canonical" href="https://example.com/canonical/page/">

.htaccessで記述する方法

.htaccessで記述する場合は、以下のコードを記述します。

RewriteEngine On
RewriteRule ^canonical/page$ https://example.com/canonical/page/ [L]

canonical設定の注意点

canonical設定を行う際には、以下の点に注意が必要です。

  • canonicalタグは、1ページに1つしか設定できません。
  • canonicalタグは、rel属性の値を「canonical」に設定する必要があります。
  • canonicalタグは、href属性に正しいページのURLを指定する必要があります。

canonical設定の確認方法

canonical設定が正しく設定されているかどうかは、以下の方法で確認することができます。

サーチコンソール

Google サーチコンソールにアクセスします。

対象のページの「インデックス」タブの「インデックス状態」を確認します。

「インデックス状態」に「noindex」と表示されている場合は、canonical設定が正しく設定されていない可能性があります。

クローラーツール

クローラーツールを使用して、対象のページをクローリングさせます。

クローリング後に、対象のページのソースコードを確認します。

canonicalタグが正しく設定されている場合は、canonicalタグの内容が正しいページのURLになっているはずです。

canonical設定でお困りの方へ

canonical設定でお困りの方は、以下の方法を検討してみてください。

  • 専門家に依頼する
  • オンラインで調べる
  • 書籍を読む

専門家に依頼すれば、確実にcanonical設定を設定することができます。

オンラインで調べれば、canonical設定に関する情報がたくさん見つかります。

書籍を読めば、canonical設定の基本的な知識を身につけることができます。

canonical設定について学べる書籍は、以下のようなものがあります。

  • 「WebサイトのSEO対策 完全ガイド」(翔泳社)

この書籍は、WebサイトのSEO対策に関する基礎から応用までを網羅した、SEO対策のバイブルとも言える書籍です。canonical設定についても、基本的な解説から応用的な解説まで、詳しく解説されています。

  • 「SEOの教科書 最新版」(翔泳社)

この書籍も、WebサイトのSEO対策に関する基礎から応用までを網羅した、SEO対策の入門書です。canonical設定についても、基本的な解説から応用的な解説まで、わかりやすく解説されています。

  • 「Google 検索エンジン最適化 完全ガイド 2023年版」(翔泳社)

この書籍は、Google 検索のアルゴリズムや、SEO対策に関する最新情報を解説した書籍です。canonical設定についても、最新のアルゴリズムや、実践的なノウハウなどについて解説されています。

  • 「SEO実践講座 最新版」(技術評論社)

この書籍は、SEO対策の実践的なノウハウを解説した書籍です。canonical設定についても、具体的な設定方法や、注意点などについて解説されています。

  • 「SEOの教科書 実践編」(翔泳社)

この書籍は、SEO対策の実践的なノウハウを解説した書籍です。canonical設定についても、具体的な設定方法や、効果的な活用方法などについて解説されています。

これらの書籍を参考にすることで、canonical設定の基本的な知識や、実践的なノウハウを身につけることができます。

なお、canonical設定は、WebサイトのSEO対策において重要な要素の1つです。

canonical設定を正しく設定することで、検索エンジンの評価を高め、サイトの流入を増やすことができます。

当社では、他社で制作したホームページの運用保守管理も対応しております。

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