セッション数とは?アクセス解析で知っておきたい基本の考え方

2024年1月19日更新(2024年1月19日公開)

企業サイトのアクセス解析を行う際に、まず押さえておきたい指標のひとつが「セッション数」です。

セッション数とは、1人の訪問者がサイトを訪れた回数を意味します。

セッション数の増減を分析することで、サイトの利用状況やユーザーの行動を把握することができます。

アクセス解析の「セッション」とは

セッションとは、1人の訪問者がサイトを訪れた回数を意味します。

セッションが開始される条件は、以下のとおりです。

  • サイトに初めて訪問する
  • 30分以上行動がない
  • ブラウザを閉じる

サイトに初めて訪問する

ユーザーが初めてサイトに訪問したときにセッションが開始されます。

この場合、ユーザーがサイトにアクセスしたタイミングでセッションが開始されます。

30分以上行動がない

ユーザーがサイトにアクセスしてから30分以上行動がない場合は、セッションがリセットされます。

この場合、ユーザーが30分以上操作を行わないでブラウザを閉じると、セッションが終了します。

ブラウザを閉じる

ユーザーがブラウザを閉じると、セッションが終了します。

この場合、ユーザーがサイトにアクセスしてからブラウザを閉じるまでの間に、30分以上行動がなくてもセッションが終了します。

なお、セッションが開始される条件は、アクセス解析ツールによって異なる場合があります。

また、セッションの計測方法を変更することで、セッションの開始条件を変更することもできます。

セッションが開始される条件を理解することで、セッション数の意味や、セッション数の分析方法をより深く理解することができます。

セッションがリセットされる条件

セッションがリセットされる条件は、以下のとおりです。

  • サイトに再訪問する
  • 30分以内に行動する
  • ブラウザを閉じる

サイトに再訪問する

ユーザーがサイトに再訪問した場合、セッションがリセットされます。

この場合、ユーザーがサイトにアクセスしたタイミングで、前のセッションが終了します。

新しいセッションが開始されます。

30分以内に行動する

ユーザーがサイトにアクセスしてから30分以内に行動した場合。

セッションがリセットされます。

この場合、

  • ユーザーが30分以内にページを閲覧する。
  • フォームに入力したりする。

上記の行動によって、前のセッションが終了します。

新しいセッションが開始されます。

ブラウザを閉じる

ユーザーがブラウザを閉じると、セッションがリセットされます。

この場合、ユーザーがサイトにアクセスしてからブラウザを閉じるまでの間に、30分以内に行動がなくてもセッションが終了します。

なお、セッションがリセットされる条件は、アクセス解析ツールによって異なる場合があります。

また、セッションの計測方法を変更することで、セッションのリセット条件を変更することもできます。

セッションがリセットされる条件を理解することで、セッション数の意味や、セッション数の分析方法をより深く理解することができます。

以下に、セッションがリセットされる条件の例をご紹介します。

例1

ユーザーがサイトに初めてアクセスし、30分以内にページを閲覧した場合、セッションは1つとしてカウントされます。

例2

ユーザーがサイトにアクセスし、30分以内にページを閲覧した後、30分以上経過してから再びサイトにアクセスした場合、2つのセッションとしてカウントされます。

例3

ユーザーがサイトにアクセスし、30分以上経過してからページを閲覧した場合、1つのセッションとしてカウントされます。

セッションがリセットされる条件を理解することで、セッション数の増減の原因をより正確に把握することができます。

セッション数とUU,PVの違い

セッション数とよく似た指標に、UU(ユニークユーザー)とPV(ページビュー)があります。

指標意味算出方法
セッション数1人の訪問者がサイトを訪れた回数サイトに初めてアクセスした日から30分以内に行動がなかった場合、セッションがリセットされる
UU(ユニークユーザー)1人の訪問者がサイトを訪れた回数の合計ブラウザの種類やIPアドレス、デバイスなどをもとに、同一人物の訪問を区別する
PV(ページビュー)サイト内のページが閲覧された回数ページが読み込まれるたびにカウントされる

UUとは、1人の訪問者がサイトを訪れた回数の合計です。

PVとは、サイト内のページが閲覧された回数です。

セッション数は、1人の訪問者の行動をまとめてカウントします。

対して、UUは、1人の訪問者をカウントします。

また、PVは、ページの閲覧回数をカウントします。

セッション数とPVの違い

例えば、同じ人が1回のセッションで3ページを閲覧した場合、セッション数は1ですが、PVは3になります。

まとめ

セッション数、UU、PVは、アクセス解析でよく使われる指標ですが、それぞれ意味や算出方法が異なります。

セッション数の分析ポイント

セッション数を分析する際には、以下のポイントに注目しましょう。

  • セッション数の推移
  • セッション数の曜日・時間帯別推移
  • セッション数の流入元別推移
  • セッション数のページ別推移

セッション数の推移

セッション数の推移を分析することで、サイトの利用状況の変化を把握することができます。

セッション数が増加している場合。

サイトの認知度や人気が高まっている可能性があります。

一方、セッション数が減少している場合。

サイトのコンテンツやデザインに問題がある可能性があります。

曜日・時間帯別推移

曜日・時間帯別推移を分析することで、ユーザーの行動パターンを把握することができます。

特定の曜日や時間帯にセッション数が集中している場合。

その曜日や時間帯に適したコンテンツやキャンペーンを実施することで、セッション数の増加が期待できます。

流入元別推移

流入元別推移を分析することで、ユーザーの流入経路を把握することができます。

特定の流入元からのセッション数が多ければ、その流入元を強化することで、セッション数の増加が期待できます。

ページ別推移

ページ別推移を分析することで、ユーザーの興味関心を把握することができます。

閲覧数の多いページは、ユーザーの関心が高いページであると考えられます。

これらのページを改善することで、ユーザーの満足度を向上させることができます。

セッション数の改善方法

セッション数を改善するためには、以下の方法を検討しましょう。

  • サイトのコンテンツやデザインを改善する
  • マーケティング施策を実施する
  • サイトの使い勝手を向上させる

サイトのコンテンツやデザインを改善する

ユーザーの関心を引くコンテンツやデザインを用意することで、ユーザーの滞在時間を延長し、セッション数の増加を期待できます。

マーケティング施策を実施する

広告やSNSなどのマーケティング施策を実施することで、サイトへの流入を増加させましょう。

セッション数の増加を期待できます。

サイトの使い勝手を向上させる

ユーザーが使いやすいサイトにすることで、離脱を防ぎましょう。

セッション数の増加を期待できます。

セッション数の分析と改善を継続することで、サイトの利用状況を把握します。

ユーザーの満足度を向上させることができます。

企業サイトのアクセス解析でお困りの方へ

企業サイトのアクセス解析で困っている場合は、以下のポイントを参考にしましょう。

  • アクセス解析の基礎を学ぶ
  • アクセス解析ツールを活用する
  • 専門家に依頼する

アクセス解析の基礎を学ぶことで、データの解釈や分析の基本を身につけることができます。

アクセス解析ツールを活用することで、データの収集や分析にかかる時間を短縮することができます。

専門家に依頼することで、適切なデータの解釈や分析をしてもらうことができます。

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