Java開発において、環境変数の設定は非常に重要です。
しかし、
「Javaのバージョンが切り替わらない」
「javacコマンドが使えない」
など、環境変数が正しく反映されない問題に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、
- Javaの環境変数設定でよくある問題の原因
- 具体的な解決策
を解説します。
目次
なぜ環境変数が反映されないのか?
Javaの環境変数が反映されない原因は様々です。
代表的なものとしては、以下の点が挙げられます。
設定ミス
環境変数の設定自体が間違っている
パスが通っていない
JavaのインストールディレクトリがPATH環境変数に正しく追加されていない
複数のJavaバージョンがインストールされている
複数のJavaバージョンがインストールされている場合。
実行されるバージョンが意図しないものになっている
.bashrcや.bash_profileの設定ミス
Linux/macOSの場合。
これらのファイルの設定に誤りがある
シェルの再起動
環境変数を変更後、シェルを再起動していない
環境変数の設定方法(Windowsの場合)
- システムのプロパティを開く:
- Windowsキー+Pause/Breakキーを押す
- システムの詳細設定をクリック
- 詳細設定タブの環境変数をクリック
- システム環境変数でJAVA_HOMEを設定:
- 新しいシステム変数を作成し、変数名に「JAVA_HOME」、変数値にJavaのインストールディレクトリ(例: C:\Program Files\Java\jdk-11.0.11)を設定
- PathにJavaのbinディレクトリを追加:
- Path変数を編集し、Javaのbinディレクトリ(例: C:\Program Files\Java\jdk-11.0.11\bin)を追加
- コマンドプロンプトを再起動し、設定が反映されているか確認:
- コマンドプロンプトを開き、「java -version」と入力し、インストールしたJavaのバージョンが表示されれば成功
環境変数の設定方法(Linux/macOSの場合)
- .bashrcまたは.bash_profileを編集:
- テキストエディタで.bashrcまたは.bash_profileを開き、以下の行を追加 Bash
export JAVA_HOME=/usr/local/java/jdk-11.0.11 export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH
コードは注意してご使用ください。 - (ディレクトリはインストールしたJavaのパスに合わせて変更)
- テキストエディタで.bashrcまたは.bash_profileを開き、以下の行を追加 Bash
- シェルを再起動:
- 新しいターミナルを開くか、sourceコマンドで設定を反映
環境変数設定でよくある問題と解決策
java -versionコマンドを実行してもバージョンが表示されない
環境変数の設定が間違っているか、PATHが通っていない
上記の設定手順を再度確認します。
コマンドプロンプトを再起動
複数のJavaバージョンがインストールされている:
java -versionで確認します。
不要なバージョンをアンインストール
JAVA_HOMEで使用するJavaのバージョンを明確に指定します。
特定のJavaバージョンを使いたい
JAVA_HOMEで使用するJavaのバージョンを指定します。
PATHもそれに合わせて設定します。
IDEでJavaのバージョンが認識されない
IDEの設定で、使用するJavaのバージョンを指定します。
環境変数設定の注意点
大文字小文字を区別する
環境変数名は大文字小文字を厳密に区別します。
パスは正確に指定する
スラッシュ(/)の向きやバックスラッシュ()の使用に注意しましょう。
シェルを再起動する
環境変数を変更したら、必ずシェルを再起動します。
Javaの環境変数設定は、開発環境を構築する上で非常に重要な作業です。
この記事で紹介した内容を参考に、問題を解決してください。
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