ガバメントクラウドで安心・安全なWEBアプリ構築!基礎から開発のポイントまで

2025年4月9日更新(2025年4月9日公開)

ガバメントクラウドで安心・安全なWEBアプリ構築!基礎から開発のポイントまで

近年、自治体における情報システムのクラウド化が推進される中、「ガバメントクラウド」は重要な基盤となっています。

今回の記事では、

  • ガバメントクラウド上でWEBアプリケーションを構築したい自治体職員の方
  • SIerの担当者の方

に向けて、

  • その基礎知識
  • 開発のポイント
  • 注意点

までを分かりやすく解説します。

安全かつ効率的なWEBアプリ構築を実現しましょう。

住民サービスの向上に繋げていきましょう。

ガバメントクラウドとは?WEBアプリ構築の基盤

ガバメントクラウドとは、政府が主導で整備を進めている、政府情報システムや地方公共団体情報システムが共通で利用できるクラウド基盤です。

高いセキュリティレベルと信頼性を確保します。

コスト効率の良いシステム運用を目指しています。

WEBアプリ構築においては、ガバメントクラウドの提供するインフラストラクチャやプラットフォームサービスを活用することで、セキュアで可用性の高い環境を効率的に構築できます。

ガバメントクラウドでWEBアプリを構築するメリット

ガバメントクラウド上でWEBアプリを構築することには、以下のようなメリットがあります。

高いセキュリティ

ISMAPなどのセキュリティ評価制度に基づいた、高水準のセキュリティ環境を利用できます。

コスト削減

複数の自治体で共同利用するため、個別のインフラ構築・運用コストを削減できます。

迅速な構築と柔軟な拡張性

クラウドの特性を活かします。

  • システムの迅速な立ち上げ
  • 負荷に応じた柔軟なリソース拡張

が可能です。

運用負荷の軽減

  • ハードウェアやOS
  • ミドルウェアなどの管理・運用

をクラウドプロバイダーに委ねることができます。

最新技術の活用

クラウドプロバイダーが提供する多様なマネージドサービスや最新技術を活用できます。

WEBアプリ構築のステップとポイント

ガバメントクラウドにおけるWEBアプリ構築は、一般的なWEBアプリ開発のプロセスに加えて、ガバメントクラウド特有の考慮事項があります。

  1. 要件定義:
    • どのような機能を持つWEBアプリを構築するのか、具体的な要件を定義します。
    • 利用者(住民、職員など)のニーズや業務プロセスを明確に把握します。
    • ガバメントクラウドの利用範囲や連携する既存システムなどを考慮します。
    • ポイント: セキュリティ要件(認証方式、アクセス制御など)を初期段階から明確にしておきましょう。
  2. 設計:
    • 要件定義に基づき、アプリケーションのアーキテクチャ、データベース設計、画面設計などを行います。
    • ガバメントクラウドの推奨アーキテクチャや設計パターンを参考にします。
    • ポイント: スケーラビリティ、可用性、セキュリティを考慮した設計が重要です。
  3. 開発:
    • 設計に基づいて、プログラミング言語やフレームワークを用いてWEBアプリを開発します。
    • ガバメントクラウドが提供するAPIやSDKなどを活用します。
    • ポイント: セキュアなコーディングを心がけ、脆弱性対策を徹底しましょう。
  4. テスト:
    • 開発したWEBアプリが要件通りに動作するか、様々なテスト(単体テスト、結合テスト、受け入れテストなど)を実施します。
    • ポイント: ガバメントクラウド環境での動作確認を必ず行い、セキュリティテストも実施しましょう。
  5. デプロイ:
    • 開発・テスト済みのWEBアプリをガバメントクラウド環境にデプロイします。
    • ポイント: デプロイ手順を確立し、 rollback 手順も準備しておきましょう。
  6. 運用・保守:
    • デプロイ後のWEBアプリの監視、保守、アップデートなどを継続的に行います。
    • ポイント: ガバメントクラウドの監視サービスや運用ツールを活用し、セキュリティパッチの適用や障害対応を迅速に行える体制を構築しましょう。

ガバメントクラウドにおけるセキュリティの考慮事項

ガバメントクラウドでWEBアプリを構築する上で、セキュリティは最重要事項です。以下の点を特に意識しましょう。

認証・認可

適切な認証方式(多要素認証など)を導入します。

アクセス権限を適切に管理します。

データ暗号化

重要なデータは保存時だけでなく、通信時も暗号化します。

脆弱性対策

OWASP Top 10などの脆弱性情報を参考に、開発段階から対策を講じます。

定期的な脆弱性診断も実施しましょう。

アクセスログ管理

適切なアクセスログを取得・保管します。

不正アクセスや異常な挙動を監視します。

ネットワークセキュリティ

  • ファイアウォール
  • WAF(Web Application Firewall)

などを適切に設定します。

不正なアクセスを防御します。

ISMAPへの準拠

ガバメントクラウドがISMAPに準拠していることを確認しましょう。

自社のWEBアプリも関連するセキュリティ要件を満たすように設計・開発します。

ガバメントクラウドにおけるWEBアプリ構築は、安全で効率的な行政サービスの提供に繋がる重要な取り組みです。

今回の記事で解説したステップとポイント、特にセキュリティに関する考慮事項をしっかりと理解しておきましょう。

信頼性の高いWEBアプリ開発を進めていきましょう。

より具体的な技術選定や開発に関するご相談は、ガバメントクラウドのサービスプロバイダや、実績のあるSIerにお問い合わせいただくことをお勧めします。

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