「ECベンダーとは、一体どんな企業を指すのだろう?」
あなたは今、ECサイトの開設やリニューアルを検討しており、情報収集を進める中でこの言葉にたどり着いたかもしれません。
ECベンダーとは、文字通りECサイト(ネットショップ)の構築、運営、改善に必要な様々なサービスやシステムを提供する企業のことを指します。
しかし、一口にECベンダーと言っても、提供するサービス内容や得意分野は多岐にわたります。
今回の記事では、
- ECベンダーの種類とその特徴
- そして自社の目的や状況に合った最適なECベンダーの選び方
について、特にシステム開発会社の視点から詳しく解説します。
目次
ECベンダーとは?
EC市場が拡大を続ける中で、
- 自社でもECサイトを持ちたい
- 既存のサイトを改善したい
と考える企業が増えています。
しかし、専門知識なしにECサイトをゼロから構築・運用するのは非常に困難です。
そこで必要となるのが、ECベンダーの存在です。
ECベンダーの主な役割
ECベンダーは、企業がオンラインで商品を販売するための基盤作りから運用まで、幅広い役割を担います。
主な役割は以下の通りです。
ECサイト構築・開発
- サイトのデザイン
- システムの設計・実装
- 決済機能や在庫管理システムなどの連携
を行います。
ECプラットフォーム提供
ECサイトを構築・運営するための基盤となるシステムやソフトウェアを提供します。
運用・保守
- サーバーの安定稼働
- システムの不具合対応
- セキュリティ対策
など、サイトを継続的に運営するためのサポートを行います。
機能改善・カスタマイズ
ビジネスの成長や変化に合わせて、新しい機能の追加や既存機能の改修を行います。
マーケティング・販促支援
- 集客のためのSEO対策
- 広告運用
- プロモーション企画
などをサポートするベンダーもいます。
知っておきたい!ECベンダーの種類と特徴
ECベンダーは、提供するサービス形態によっていくつかの種類に分けられます。
自社のビジネスモデルや必要な機能によって、最適なベンダーのタイプは異なります。
ECプラットフォーム提供ベンダー(ASP/SaaS型)
特徴: クラウド上で提供される既製のECシステムを利用する形態。サービス事業者がシステムの開発・保守・運用を行います。
メリット:
導入が早く、比較的安価に始められる。
システムのアップデートやセキュリティ対策はベンダーが行うため、運用の手間が少ない。
専門知識があまりなくても利用しやすい。
デメリット:
デザインや機能のカスタマイズの自由度が低い。
独自のシステムや外部サービスとの連携に制限がある場合が多い。
サービス事業者の方針に影響を受ける。
代表例: Shopify, BASE, STORES など
ECパッケージ提供ベンダー
特徴: ECサイト構築に必要なソフトウェアパッケージを購入し、自社サーバーや指定の環境にインストールして利用する形態。カスタマイズを前提とした製品が多いです。
メリット:
ASP/SaaS型よりカスタマイズの自由度が高い。
自社の既存システムとの連携が比較的容易。
ソースコードにアクセスできる場合があり、より柔軟な改修が可能(※パッケージによる)。
デメリット:
導入に専門知識(サーバー、データベースなど)が必要。
カスタマイズや運用・保守にコストと手間がかかる。
システムのアップデートやセキュリティ対策は自社または別途ベンダーが行う必要がある。
代表例: EC-CUBE など
ECサイト構築・開発ベンダー(システム開発会社)
特徴: 顧客の要望に合わせて、ゼロからフルスクラッチでECサイトシステムを開発したり、パッケージやプラットフォームを基に大規模なカスタマイズを行ったりします。
メリット:
デザイン、機能、システム連携など、全てにおいて完全な自由度がある。
独自のビジネスモデルや複雑な要件に合わせた最適なシステムを構築できる。
既存の基幹システム(ERP、WMSなど)との強固でセキュアな連携を実現できる。
高いパフォーマンスや将来的な拡張性を見据えた設計が可能。
デメリット:
他の形態に比べて、初期開発コストと開発期間が長くかかる傾向がある。
専門的な知識と経験を持つベンダー選びが重要。
代表例: [貴社名]のような、Webシステム開発や業務システム開発を得意とする企業。
運用・マーケティング支援ベンダー
特徴: ECサイトの構築・リニューアル後、売上を最大化するための運用代行、集客(SEO、広告)、販促企画、分析などのサービスを提供します。上記の構築系ベンダーが運用支援も兼ねる場合と、運用専門のベンダーがいます。
自社に最適なECベンダーの選び方
どのタイプのECベンダーを選ぶべきかは、自社の状況と目的に応じて判断する必要があります。
- コストを抑えて早く始めたい、運用に手間をかけたくない: ASP/SaaS型ベンダー
- ある程度のカスタマイズはしたいが、フルスクラッチほどではない: ECパッケージ提供ベンダー
- 独自の機能が必要、既存システムと連携したい、他社にはない全く新しいEC体験を提供したい: ECサイト構築・開発ベンダー(システム開発会社)
- サイト構築はできたが、その後の集客や運用に課題がある: 運用・マーケティング支援ベンダー
特に、
- 独自の強みを活かしたEC展開を目指す場合
- 複雑なバックエンド業務との連携が必要な場合
は、「ECサイト構築・開発ベンダー」であるシステム開発会社が有力な選択肢となります。
「システム開発会社」がECベンダーとして選ばれるケース
システム開発会社がECベンダーとして選ばれるのは、主に以下のようなケースです。
- 独自の販売方法や料金体系をECサイト上で実現したい
- 既存の顧客管理システム(CRM)や在庫管理システム(WMS)、基幹システム(ERP)とECサイトを完全に連携させ、業務効率を最大化したい
- BtoB ECや会員限定の複雑なECサイトを構築したい
- 大規模なトランザクションや、高いパフォーマンスが求められるECサイトが必要
- 他社との差別化を図るため、デザインやユーザー体験(UX)に徹底的にこだわりたい
- 将来的な事業拡大に合わせて、柔軟にシステムを拡張できるようにしたい
これらの要件は、既製のプラットフォームやパッケージだけでは実現が難しい場合が多く、ビジネスに合わせてゼロから設計・開発するアプローチが最も効果的です。
ECサイト構築・開発支援サービスについて
私たちは、長年のシステム開発実績を持つECサイト構築・開発ベンダーです。
お客様の「ビジネスを次のレベルへ」進めるための、高機能かつスケーラブルなカスタムECサイト開発を得意としています。
単にECサイトを作るだけでなく、
- お客様の事業戦略
- ターゲット顧客
- 既存システム環境
などを深く理解しています。
真に価値あるECシステムを共に創り上げます。
- 独自の機能開発
- 複雑な外部システム連携
- セキュリティを考慮した堅牢なシステム構築
など、他社では難しい要件もお任せください。
ECベンダーとは、ECサイト構築・運用を支援する企業の総称です。
提供サービスによって様々なタイプが存在します。
ASP/SaaS型
パッケージ型
システム開発会社
など、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
- 自社のビジネス戦略
- 予算
- 期間
- そして最も重要な「実現したいこと」。
これらに合わせて最適なパートナーを選ぶことが、EC事業成功への第一歩となります。
特に、
- 標準的な機能では満たせない独自の要件
- 既存システムとの連携による業務効率化
を強く求める場合は、私たちのようなECサイト構築・開発に強みを持つシステム開発会社にご相談ください。
貴社のビジネス成長に貢献する最適なECシステムを共に実現いたします。
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