サードパーティーCookieとは?規制強化で広告や集客方法がどう変わる?

2023年12月19日更新(2023年12月19日公開)

サードパーティーCookieとは、ユーザーが訪問したWebサイトとは異なるドメインから発行されるCookieのことです。

Web広告やマーケティングにおいて重要な役割を果たしてきました。

しかし、近年、規制強化の動きが進んでいます。

今回の記事では、

  • サードパーティーCookieとは何か?
  • 仕組み
  • 規制強化の背景
  • 今後の課題

などを解説します。

サードパーティーCookieとは?

サードパーティーCookieとは、ユーザーが訪問したWebサイトとは異なるドメインから発行されるCookieのことです。

  • ユーザーが訪問したWebサイトに広告を掲載している企業。
  • Webサイトの訪問履歴を分析してマーケティングに活用している企業。

などが、サードパーティーCookieを発行します。

サードパーティーCookieの仕組み

サードパーティーCookieの仕組みは、以下のとおりです。

  1. ユーザーがWebサイトAを訪問する
  2. WebサイトAは、サードパーティーCookieを発行する
  3. ユーザーのブラウザは、サードパーティーCookieを保存する
  4. ユーザーがWebサイトBを訪問する
  5. WebサイトBは、ユーザーのブラウザからサードパーティーCookieを取得する
  6. WebサイトBは、サードパーティーCookieの情報を基に、ユーザーの興味や関心に合わせて広告を表示する

サードパーティーCookieの規制強化

サードパーティーCookieは、Web広告やマーケティングにおいて重要な役割を果たしてきました。

しかし、プライバシー保護の観点から、サードパーティーCookieの規制強化の動きが進んでいます。

世界の動き

欧州連合(EU)では、2023年7月から動きが始まりました。

具体的には、一般データ保護規則(GDPR)の改正により、サードパーティーCookieの利用が禁止されます。

また、米国でも、2023年6月に、消費者プライバシー保護法(CPRA)が施行されました。

CPRAでは、サードパーティーCookieの利用に同意するかどうかをユーザーが選択できるようにすることが義務付けられています。

サードパーティーCookieに依存しない広告戦略

サードパーティーCookieの規制強化により、Web広告やマーケティングにおいて、サードパーティーCookieに依存しない新たな戦略の構築が求められています。

具体的には、以下ののような戦略が考えられます。

ファーストパーティーデータの活用

ファーストパーティーデータとは、ユーザーが自社Webサイトに提供したデータのことです。

ファーストパーティーデータの活用により、ユーザーの興味や関心をより正確に把握することができます。

プライバシーに配慮した広告配信

ユーザーの同意を得た上で、広告を配信する方法です。

ユーザーのプライバシーを尊重しながら、効果的な広告配信を行うことができます。

広告枠の販売

自社Webサイトの広告枠を、他の企業に販売する方法です。

サードパーティーCookieに依存せずに、広告収入を得ることができます。

サードパーティーCookieに依存しない集客戦略

サードパーティーCookieの規制強化により、Webサイトへの集客においても、サードパーティーCookieに依存しない新たな戦略の構築が求められています。

具体的には、以下ののような戦略が考えられます。

SEO対策の強化

検索エンジンからの自然検索流入を増やすことが重要です。

サードパーティーCookieに依存せずに集客することができます。

SNSの活用

SNSを活用して、ユーザーとのコミュニケーションを活性化することで、集客することができます。

コンテンツマーケティングの強化

ユーザーにとって価値のあるコンテンツを制作・発信することで、集客することができます。

サードパーティーCookieの規制強化は、

  • Web広告
  • マーケティング
  • 集客

において大きな影響を与える可能性があります。

企業は、早めに対策を検討しましょう。

新しい時代に対応した戦略を構築することが重要です。

当社では、

  • コンテンツマーケティング
  • SEO対策
  • MEO対策
  • SNS運用代行

など、サードパーティーCookieの影響を受けにくい集客方法にも力を入れております。

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