サードパーティーCookieとは、ユーザーが訪問したWebサイトとは異なるドメインから発行されるCookieのことです。
Web広告やマーケティングにおいて重要な役割を果たしてきました。
しかし、近年、規制強化の動きが進んでいます。
今回の記事では、
- サードパーティーCookieとは何か?
- 仕組み
- 規制強化の背景
- 今後の課題
などを解説します。
目次
サードパーティーCookieとは?
サードパーティーCookieとは、ユーザーが訪問したWebサイトとは異なるドメインから発行されるCookieのことです。
- ユーザーが訪問したWebサイトに広告を掲載している企業。
- Webサイトの訪問履歴を分析してマーケティングに活用している企業。
などが、サードパーティーCookieを発行します。
サードパーティーCookieの仕組み
サードパーティーCookieの仕組みは、以下のとおりです。
- ユーザーがWebサイトAを訪問する
- WebサイトAは、サードパーティーCookieを発行する
- ユーザーのブラウザは、サードパーティーCookieを保存する
- ユーザーがWebサイトBを訪問する
- WebサイトBは、ユーザーのブラウザからサードパーティーCookieを取得する
- WebサイトBは、サードパーティーCookieの情報を基に、ユーザーの興味や関心に合わせて広告を表示する
サードパーティーCookieの規制強化
サードパーティーCookieは、Web広告やマーケティングにおいて重要な役割を果たしてきました。
しかし、プライバシー保護の観点から、サードパーティーCookieの規制強化の動きが進んでいます。
世界の動き
欧州連合(EU)では、2023年7月から動きが始まりました。
具体的には、一般データ保護規則(GDPR)の改正により、サードパーティーCookieの利用が禁止されます。
また、米国でも、2023年6月に、消費者プライバシー保護法(CPRA)が施行されました。
CPRAでは、サードパーティーCookieの利用に同意するかどうかをユーザーが選択できるようにすることが義務付けられています。
サードパーティーCookieに依存しない広告戦略
サードパーティーCookieの規制強化により、Web広告やマーケティングにおいて、サードパーティーCookieに依存しない新たな戦略の構築が求められています。
具体的には、以下ののような戦略が考えられます。
ファーストパーティーデータの活用
ファーストパーティーデータとは、ユーザーが自社Webサイトに提供したデータのことです。
ファーストパーティーデータの活用により、ユーザーの興味や関心をより正確に把握することができます。
プライバシーに配慮した広告配信
ユーザーの同意を得た上で、広告を配信する方法です。
ユーザーのプライバシーを尊重しながら、効果的な広告配信を行うことができます。
広告枠の販売
自社Webサイトの広告枠を、他の企業に販売する方法です。
サードパーティーCookieに依存せずに、広告収入を得ることができます。
サードパーティーCookieに依存しない集客戦略
サードパーティーCookieの規制強化により、Webサイトへの集客においても、サードパーティーCookieに依存しない新たな戦略の構築が求められています。
具体的には、以下ののような戦略が考えられます。
SEO対策の強化
検索エンジンからの自然検索流入を増やすことが重要です。
サードパーティーCookieに依存せずに集客することができます。
SNSの活用
SNSを活用して、ユーザーとのコミュニケーションを活性化することで、集客することができます。
コンテンツマーケティングの強化
ユーザーにとって価値のあるコンテンツを制作・発信することで、集客することができます。
サードパーティーCookieの規制強化は、
- Web広告
- マーケティング
- 集客
において大きな影響を与える可能性があります。
企業は、早めに対策を検討しましょう。
新しい時代に対応した戦略を構築することが重要です。
当社では、
- コンテンツマーケティング
- SEO対策
- MEO対策
- SNS運用代行
など、サードパーティーCookieの影響を受けにくい集客方法にも力を入れております。
お気軽にご相談ください。
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