VB.NETとは?初心者向け入門ガイド:基礎から応用まで徹底解説

2025年1月9日更新(2025年1月9日公開)

VB.NETは、Microsoftが開発したプログラミング言語の一つです。

Visual Basicの後継として誕生しました。

Windowsアプリケーション開発を中心に広く利用されています。

今回の記事では、

  • VB.NETの基礎知識
  • 最新の開発動向

までを初心者にも分かりやすく解説します。

VB.NETでプログラミングを始めてみたいという方は、ぜひ参考にしてください。

VB.NETとは?

VB.NETの歴史と特徴

VB.NETは、Microsoftが開発したプログラミング言語の一つです。

.NET Framework上で動作します。

Visual Basicの親しみやすい構文を継承しつつ、オブジェクト指向プログラミングに対応しています。

大規模なアプリケーション開発にも適しています。

.NET Framework/Coreとの関係性

.NET Frameworkは、Microsoftが提供するアプリケーション開発プラットフォームです。

VB.NETは、この.NET Framework上で動作するプログラミング言語の一つです。

.NET Frameworkは、共通言語ランタイム (CLR) と呼ばれる実行環境を提供します。

VB.NETで記述されたコードを中間言語 (IL) にコンパイルし、実行します。

.NET Coreは、.NET Frameworkの後継として登場した、クロスプラットフォーム対応のオープンソースの開発プラットフォームです。

VB.NETは、.NET Core上でも動作します。

Windowsだけではありません。

macOSやLinux上でも開発が可能になりました。

VB.NETのメリット・デメリット

メリットデメリット
学習の容易さ: Visual Basicの経験者であれば、比較的容易に習得できる。実行速度: ネイティブコードに比べて実行速度が遅い場合がある。
豊富なライブラリ: .NET Framework/Coreには、多様な機能を提供するクラスライブラリが用意されている。コミュニティ: C#に比べてコミュニティの規模が小さい。
Windowsアプリケーション開発に強い: Windowsフォームアプリケーション開発に特化しており、Windows APIとの連携が容易。クロスプラットフォーム開発: .NET Coreが登場するまでは、Windowsに限定されていた。

VB.NETの開発環境

Visual Studioのインストールと設定

VB.NETの開発には、Visual Studioが最もよく利用されます。

Visual Studioは、Microsoftが提供する統合開発環境で、

  • コードの編集
  • コンパイル
  • デバッグ

などを一元的に行うことができます。

Visual Studioの公式サイトから無料版のCommunity版をダウンロードします。

インストールすることで、VB.NETの開発を開始できます。

初めてのVB.NETプログラム

VB.Net

Module Module1

    Sub Main()
        Console.WriteLine("Hello, World!")
        Console.ReadLine()
    End Sub

End Module

上記のコードは、コンソール画面に「Hello, World!」と表示する簡単なプログラムです。

VB.NETの基本文法

変数とデータ型

VB.NETでは、変数に様々なデータ型を割り当てることができます。

VB.Net

Dim num As Integer = 10
Dim name As String = "太郎"

制御文

VB.NETでは、If文、For文、While文など、様々な制御文を利用してプログラムの処理の流れを制御できます。

VB.Net

If num > 5 Then
    Console.WriteLine("numは5より大きい")
End If

関数とプロシージャ

VB.NETでは、関数とプロシージャを作成することで、プログラムの構造を整理します。

再利用性を高めることができます。

VB.Net

Function Add(x As Integer, y As Integer) As Integer
    Return x + y
End Function

Windowsフォームアプリケーション開発

フォームの作成

Visual Studioのデザイナーを使って、直感的にWindowsフォームを作成できます。

フォーム上にボタン、テキストボックスなどのコントロールを配置します。

イベント処理を記述することで、インタラクティブなアプリケーションを作成できます。

コントロールの配置

ツールボックスから、必要なコントロールをフォーム上にドラッグ&ドロップすることで、簡単に配置できます。

イベント処理

コントロールのクリックやテキスト入力などのイベントに対して、処理を記述することで、ユーザーの操作に応じた動作を実現できます。

今後の展開

Webアプリケーション開発

ASP.NETとの連携によるWebアプリケーション開発

その他の開発分野

  • コンソールアプリケーション
  • ライブラリ開発
  • ゲーム開発

VB.NETの最新動向

  • .NET 5/6/7 の新機能
  • VB.NETのコミュニティ

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