WordPress PHP8 エラー完全対策ガイド:原因特定から解決策まで

近年、多くの企業がウェブサイト運営にWordPressを採用しています。

しかし、2021年12月にリリースされたPHP8へのバージョンアップに伴い、多くのWordPressサイトでエラーが発生しています。

今回の記事では、法人向けにWordPress PHP8 エラーの原因特定から解決策までを網羅します。

スムーズな移行をサポートします。

目次

WordPress PHP8 エラーとは?

WordPress PHP8 エラーとは、WordPressをPHP8環境で動作させた際に発生するエラーの総称です。

PHP8は、処理速度の向上やセキュリティ強化などのメリットがあります。

一方で、従来のPHPとの互換性が失われている部分があります。

それがエラー発生の原因となります。

WordPressプラグインの互換性を確認する方法と対処法

主なエラー例

WordPress PHP8 エラーには、以下のようなものがあります。

構文エラー

PHP8で導入された新機能や構文規則違反によるエラー

構文エラー完全解説:原因特定から修正方法まで

Fatal Error

致命的なエラーです。

WordPressが正常に動作しなくなります。

Fatal Error徹底解説:原因特定から復旧方法まで

Warning

エラーではないものの、問題が発生していることを示す警告です。

Warningエラー徹底解説:原因特定から解決策まで

Notice

軽微なエラーです。

正常動作には影響しないが、問題の兆候となります。

Noticeエラー完全解説:原因特定から解決策まで

エラーの原因

WordPress PHP8 エラーの原因は主に以下の3つが考えられます。

WordPress本体のバージョン

WordPress 5.6以前のバージョンは、PHP8に対応していないため、エラーが発生する可能性があります。

プラグイン・テーマ

使用しているプラグインやテーマがPHP8に対応していない場合。

エラーが発生する可能性があります。

カスタムコード

自社で開発したカスタムコードに、PHP8で非推奨となった記述や構文が含まれている場合。

エラーが発生する可能性があります。

エラーの特定方法

WordPress PHP8 エラーが発生した場合、まずはエラーメッセージを確認することで、原因を特定することができます。

エラーメッセージの例

PHP Parse error: syntax error, unexpected '==' in /var/www/html/wp-content/plugins/plugin-name/plugin-file.php on line 42

Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function wp_create_user() in /var/www/html/wp-content/themes/theme-name/functions.php on line 18

エラーメッセージには、エラーが発生したファイル名と行番号などが含まれています。

その情報をもとに問題箇所を特定することができます。

エラーログの確認

エラーログを確認することで、より詳細な情報を得ることができます。

エラーログの場所

共有サーバーの場合: /var/log/apache2/error.logなど

WordPress専用サーバーの場合: /usr/local/apache2/logs/error.logなど

デバッグプラグインの利用

「WP-CLI」や「Debug Bar」などのデバッグプラグインを利用することで、エラーの詳細な情報を表示させることができます。

エラーの解決策

エラーの原因を特定したら、以下のいずれかの方法で解決することができます。

  • WordPress本体を最新バージョンにアップデート
  • プラグイン・テーマをPHP8対応のものに更新
  • カスタムコードを修正

WordPress本体のアップデート

WordPress本体を最新バージョンにアップデートすることで、PHP8に対応した修正が適用されます。

プラグイン・テーマの更新

使用しているプラグインやテーマがPHP8に対応していない場合。

最新バージョンに更新するか、PHP8対応の代替プラグイン・テーマを探します。

WordPress プラグインの自動更新は必要?設定方法や注意点を解説

カスタムコードの修正

カスタムコードに問題がある場合。

問題箇所を特定し、修正を行います。

専門業者への依頼

エラーの原因特定や解決策が難しい場合は、WordPressに詳しい専門業者に依頼することを検討します。

弊社では、カスタマイズされたWordPressのオリジナルテーマの修復・復旧作業にも対応しております。

お気軽にご相談ください。

PHP8への移行前に確認しておくべきポイント

PHP8への移行前に、以下の点を確認しておくことをおすすめします。

  • WordPress本体のバージョン: WordPress 5.6以降のバージョンを使用していることを確認します。
  • プラグイン・テーマの互換性: 使用しているプラグイン・テーマがPHP8に対応していることを確認します。
  • カスタムコードの動作確認: カスタムコードがPHP8で問題なく動作することを確認します。
  • バックアップ: 移行前に必ずバックアップを取ります。

WordPress PHP8 エラーは、適切な対策を講じなければ、ウェブサイトの運営に支障をきたす可能性があります。

これらの情報を参考にしてください。

スムーズなPHP8への移行と、安全なウェブサイト運営を実現してください。

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