【AWS】Amazon Cognitoとは?基本概念から料金体系、利用シーンまで徹底解説

2025年4月1日更新(2025年3月13日公開)

Amazon Cognitoは、AWS(Amazon Web Services)が提供するユーザー認証・管理サービスです。

ウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションに、安全でスケーラブルなユーザー認証機能を手軽に組み込むことができます。

これにより、開発者は認証機能の実装に時間をかけることなく、アプリケーションのコア機能の開発に集中できます。

今回の記事では、

  • Amazon Cognitoの基本的な概念
  • 主な機能
  • 利用シーン
  • 料金体系

などをわかりやすく解説します。

Amazon Cognitoとは

Amazon Cognitoは、ウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションに、

  • ユーザーのサインアップ
  • サインイン
  • アクセス制御

などの機能を提供するサービスです。

  • ユーザーディレクトリ
  • 認証
  • 認可

の機能を提供します。

開発者はアプリケーションに安全なユーザー管理機能を簡単に追加できます。

Amazon Cognitoの主な機能

ユーザープール

ユーザーディレクトリを提供します。

  • ユーザーのサインアップ
  • サインイン
  • パスワードリセット

などの機能を管理します。

メールアドレスまたは電話番号をユーザー名として使用できます。

カスタム属性を追加して、ユーザー情報を拡張できます。

多要素認証(MFA)を有効にすることで、セキュリティを強化できます。

IDプール

AWSリソースへのアクセス許可を管理します。

ユーザーに適切なアクセス権限を付与します。

認証されたユーザーに対して、一時的なAWS認証情報を提供します。

ユーザープールまたはソーシャルIDプロバイダー(Facebook、Google、Amazonなど)と連携できます。

多要素認証(MFA)

セキュリティを強化するために、ユーザーに複数の認証要素(パスワード、SMS、認証アプリなど)を要求します。

ユーザーは、MFAを有効にすることで、アカウントのセキュリティを向上させることができます。

ソーシャルログイン

  • Facebook
  • Google
  • Amazon

などのソーシャルIDプロバイダーとの連携をサポートします。

ユーザーは既存のアカウントでサインインできます。

開発者は、ソーシャルログイン機能を簡単に実装できます。

アダプティブ認証

ユーザーの行動に基づいてリスクを評価します。

追加の認証ステップを要求することで、不正アクセスを防止します。

リスクの高い行動(新しいデバイスからのサインインなど)を検知します。

追加の認証を要求します。

その他

  • ユーザー属性のカスタマイズ
  • ユーザーグループの管理
  • 認証フローのカスタマイズ
  • AWS Lambdaトリガーによるカスタマイズ

これらの機能を活用することで、Amazon Cognitoはウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションに、安全でスケーラブルなユーザー認証機能を提供します。

Amazon Cognitoの利用シーン

Amazon Cognitoは、以下のようなシーンで利用されます。

ウェブアプリケーションのユーザー認証

ユーザープールを使用します。

  • ウェブアプリケーションのサインアップ
  • サインイン
  • パスワードリセット

などの機能を実装できます。

ソーシャルログイン機能を有効にすることで、ユーザーは既存のアカウントでサインインできます。

多要素認証(MFA)を有効にすることで、セキュリティを強化できます。

モバイルアプリケーションのユーザー認証

モバイルアプリケーションにCognito SDKを組み込むことで、ユーザー認証機能を実装できます。

オフラインでの認証にも対応しています。

モバイルアプリケーションのユーザーエクスペリエンスを向上させます。

APIのアクセス制御

IDプールを使用します。

APIへのアクセス許可を管理できます。

認証されたユーザーに対してのみ、APIへのアクセスを許可します。

セキュリティを強化できます。

IoTデバイスの認証

IoTデバイスにCognito SDKを組み込むことで、デバイスの認証機能を実装できます。

大量のIoTデバイスを管理する場合でも、Cognitoはスケーラブルに対応できます。

サーバーレスアプリケーションの認証

AWS LambdaなどのサーバーレスアプリケーションとCognitoを連携させることで、サーバーレスアプリケーションの認証機能を実装できます。

サーバーレスアプリケーションのセキュリティを強化します。

開発者は認証機能の実装に時間をかけることなく、アプリケーションのコア機能の開発に集中できます。

エンタープライズアプリケーションの認証

既存の

  • Active Directory
  • LDAP

などのユーザーディレクトリと連携させることで、エンタープライズアプリケーションの認証機能を実装できます。

エンタープライズアプリケーションのセキュリティを強化します。

ユーザー管理を効率化できます。

これらの利用シーンはあくまで一例です。

Amazon Cognitoは様々なアプリケーションのユーザー認証・管理を効率化します。

セキュリティを向上させるために活用できます。

Amazon Cognitoの料金体系

Amazon Cognitoの料金は、以下の要素によって決まります。

  • 月間アクティブユーザー数(MAUs)
  • 多要素認証(MFA)の利用
  • 高度なセキュリティ機能の利用

Amazon Cognitoは、ウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションに、安全でスケーラブルなユーザー認証機能を手軽に組み込むための強力なサービスです。

開発者は認証機能の実装に時間をかけることなく、アプリケーションのコア機能の開発に集中できます。

弊社では、Amazon Cognito導入からカスタマイズ、運用保守にも対応しております。

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